Dakin Campbell

Jan 13, 2025 | businessinsider.jp | Dakin Campbell |Hannah Beckler

Nathan Howard/Getty Images AI関連の排出ガスはカリフォルニア州の全自動車の排気ガスに匹敵するかもしれないことを、科学者が明らかにした。 AI関連の発電によって今後6年間、ぜんそくなどで死亡する人が30％以上増える可能性があるという。 多くのデータセンターがあるバージニア州ではディーゼル発電機による大気汚染の関連死が最大で年間190人に達すると予測されている。 メタ（Meta）の｢Llama 3.1｣のような大規模言語モデル（LLM）のトレーニングが、自動車でニューヨーク-ロサンゼルス間を1万回往復する量に匹敵する大気汚染を引き起こす可能性があるとわかった。AIによる健康影響の全コストは、6年以内に200億ドル（約3兆1400億円）に達しかねないという。 カリフォルニア大学リバーサイド校とカリフォルニア工科大学のチームが行った研究は、AI（人工知能）が大気汚染に与える影響を評価する初めての研究となる可能性がある。 12月9日に発表された論文｢The Unpaid Toll: Quantifying the Public Health Impact of...

Jun 2, 2024 | businessinsider.jp | Alex Morrell |Dakin Campbell |Rebecca Ungarino |Alex Nicoll |Reed Alexander |Samantha Stokes | +2 more

Dobrila Vignjevic/Getty Images 夏に読む本は決まっただろうか？ まだなら、もう探す必要はない。 ここ数年、ウォール街の新星たちに、読者にお勧めの本を紹介してもらい、その必読本が彼らのキャリア成功にどのように役立ったかを聞いてきた。億万長者の伝記から、時間管理や共同作業に関する実践的なガイドまで、さまざまな本が紹介されている。 ウォール街の読書術に興味のある人は、以下の35冊をご覧いただきたい。 ｢Give and Take（GIVE & TAKE｢与える人｣こそ成功する時代）｣アダム・グラント ｢他人に与えて、見返りを期待しない人間になろうと努力すること、それが自分自身の人生やキャリアにとって実りあるものになるのです｣ by レイシー・ヴィグモスタッド・ジルベルト（Lacey Vigmostad Giliberto）、JPモルガン ｢それは自分だけの問題ではないということです。物事の大枠では、その過程でいかに他人を助けるかが重要。皆のためにいかにパイを大きくすることができるかということです｣by レイチェル・マーレイ（Rachel...

Feb 12, 2024 | businessinsider.jp | Alex Nicoll |Dakin Campbell |Alex Morrell |Hayley C. Cuccinello |Emmalyse Brownstein |Bradley Saacks | +1 more

1980年代、当時マンハッタンを管轄する連邦検事のトップだったルドルフ・ジュリアーニ（後にニューヨーク市長やドナルド・トランプ前大統領の顧問弁護士を務めるあの人物だ）は、｢クロージング・ベル作戦｣と名付けたウォール街の薬物取引捜査を3年にわたって指揮した。 徹底捜査の結果、株式ブローカーや金融機関の幹部含む従業員10数人が、コカインの不法取引などの容疑で逮捕された。 作戦に関わった捜査員の一人は、｢潜入捜査中にウォール街で出会った人々のおよそ9割は、コカインを使用もしくは入手した経験があるように思いました｣と振り返る（ニューヨーク・タイムズ、1987年4月18日付）。 また別の捜査員は、逮捕に至った容疑者たちについて、いずれも｢極めて立派なきちんとした人物であろうと（潜入捜査で実態を知るまでは）自分は想像していました｣と率直な感想を語っている。 当時に比べれば、今日のウォール街にははるかにクリーンなイメージがある。...

Jan 8, 2024 | businessinsider.jp | Dakin Campbell

Reuters/Shannon Stapleton そのニュースは、米金融大手ゴールドマン・サックス（Goldman Sachs）の多くの社員を驚かせた。 英フィナンシャル・タイムズは2023年11月17日、ゴールドマンの最も社歴が長いパートナーの一人で、20年以上にわたって日本法人のトップを務めてきた持田昌典氏が退任すると報じた。23年末の退任後はシニアディレクターとして同社に在籍を続けるという（詳細は後述）。 持田氏は68歳。リタイアしてもおかしくない年齢だが、突然の社長退任はいくつかの意味で異例だった。 上級幹部が退任する際には、事前にさまざまな話し合いや準備が行われるのが通例で、持田氏のような急転直下の展開は極めてまれだ。 彼をよく知る関係者によると、持田氏は退任後間もなくオフィスを去り、その後出社しなかったという。 退任が報じられた3日後、東京オフィスで急きょ開かれたタウンホールミーティング（経営陣と従業員の対話集会）では、パートナーの一人が持田氏本人に代わって事情を説明した。 日本法人トップの不可解な退任について、従業員たちは説明が足りていないと感じている。...