Hisashi Murakami

Featured in: Favicon

wiley.com

plos.org

science.org Favicon

vogue.co.jp Favicon

biorxiv.org Favicon

onlinelibrary.wiley.com

Articles

「音楽を聴くと色が見える」シャーロット・デイ・ウィルソンが、最新作に込めた思い【FAB FIVE】

Dec 18, 2024 | vogue.co.jp | Hisashi Murakami |Yaka Matsumoto

音楽を聴くと色が見える、という音楽家は少なくない。カナダはトロント出身のシンガー・ソングライター兼プロデューサー、そしてマルチな楽器演奏者でもあるシャーロット・デイ・ウィルソンにも、突然そんな不思議な才能が舞い降りたという。2012年のデビューEP『Palimpsest』以来、着実に人気と高い評価を獲得し、最新アルバム『シアン・ブルー』では、青や緑を感じる歌やサウンドを追求する。「アルバムの曲を制作中に、ふと色が見えたような気がしたんです。これまでそんな経験はありませんでした。ギターやドラムの音色はもちろん、歌っている言葉の意味や形状からも青や緑色を感じました。このアルバムは、それらの色に導かれて作ったものです。ほかの色が見える音楽を排除して、同系色の色だけでまとめました」多くの彼女の楽曲と同様に、その表題曲「シアン・ブルー」は、幼い頃の自身に向かって歌われる。...
世界を沸かす新世代の歌姫タイラが語る故郷アフリカと音楽への想い【50 SHADES OF ME】

Sep 29, 2024 | vogue.co.jp | Hisashi Murakami |Yaka Matsumoto

1 初めての日本はいかがですか？想像していた通り……いえ、それ以上に素敵な国です。満喫させてもらっています。 2 滞在中に行きたい場所、楽しみにしていることは？コスプレをしたいです。髪やネイルをバッチリ決めて、日本のみんながやってるようなメイクをやって。コスプレに挑戦したいです。 3 メットガラで印象的だったエピソードは？二つあります。一つは抱え上げられて階段を上ったこと。それから、バルマンのデザイナーがドレスの裾をハサミでジョキジョキ切ったこと。クレイジーな体験でした。あのままじゃ歩けそうになくて（笑）。いい想い出です。 4 歌い始めたのはいつ？物心がついた頃にはもう歌っていました。 5 ネットに楽曲をアップし始めた当時、どのようなアーティストの曲をカバーしていましたか？最初は自分で適当に作った曲を歌っていました。インスタグラムは禁止されていたので、父親の携帯をこっそり使って自分のアカウントを作り、動画や写真をアップしてたんです（笑）。その後、アデルやボーイズIIメン、アリアナ・グランデ、リアーナなどのカバーを歌っていました。 6 大きな影響を受けたアーティストは？...
次世代のリアーナことタイラ（Tyla）がサマソニで来日！砂ドレスでメットガラの話題をさらった新歌姫が女王と呼ばれる理由

Aug 13, 2024 | vogue.co.jp | Hisashi Murakami |Yaka Matsumoto

1 あの1曲で世界を翻弄しグラミー賞を受賞 “汗をかかせて、もっと熱く、息切れするほど〜”と官能的に歌いかける「Water」を耳にすれば、思わず体温が上昇するはずだ。2023年７月のリリース以来、じわじわと人気を呼び、たちまち世界を制覇したこの曲。グローバルで9億3,700万回のストリーミングを記録し、うち日本だけでも1,300万回を数えている。しかも歌っているのが、デスティニーズ・チャイルド時代のビヨンセを思わせる、凛としたルックスのタイラ。ビーナスオーラが眩しく輝く。南アフリカの出身というのも大きなポイント。2024年２月の第66回グラミー賞では、新人ながら早くも最優秀アフリカンミュージック・パフォーマンス賞を受賞。南アフリカから登場したニュースターに世界が色めき立っている。 2 チャンスはみずから掴みに行くハングリーさ...
稀代の歌姫テイラー・スウィフトに学ぶ、人生とキャリアのサバイブ術！

Feb 6, 2024 | vogue.co.jp | Hisashi Murakami |Yaka Matsumoto

16歳のときに作った曲のタイトルは、憧れのカントリースターのフルネーム!?
ボーイジーニアス（boygenuis）について知っておきたい6つのこと

Feb 4, 2024 | vogue.co.jp | Hisashi Murakami |Rieko Shibazaki

バンド結成の動機は業界に対するアンチテーゼから boygenius（ボーイジーニアス）という名を耳にして、新しいアイドルボーイズグループかと早合点してしまいそうだが、“ボーイズ”は存在せず。フィービー・ブリジャーズ、ジュリアン・ベイカー、ルーシー・ダッカスの3人のクィア女性が2018年に結成。それぞれがソロでも活動する３人にとって、「女性というだけで比較され、ライバル視する音楽業界やメディアに嫌気がさしていた」ことが、バンド結成の動機の一つになっているそうだ。boygeniusという名前の由来は、「男の子は生まれながらの天才だから」と言われ、おだてて育てられる男尊女卑文化に対する皮肉と、内輪ジョークから始まった。女性だけに向けられる理不尽な“常識”に疑問の声 2023年3月の発表以来、絶賛されてきたデビューアルバム『the...
ボーイジーニアス（boygenuis）について知っておきたい6つのこと

Feb 3, 2024 | vogue.co.jp | Hisashi Murakami |Rieko Shibazaki

バンド結成の動機は業界に対するアンチテーゼから boygenius（ボーイジーニアス）という名を耳にして、新しいアイドルボーイズグループかと早合点してしまいそうだが、“ボーイズ”は存在せず。フィービー・ブリジャーズ、ジュリアン・ベイカー、ルーシー・ダッカスの３人のクィア女性が2018年に結成。それぞれがソロでも活動する３人にとって、「女性というだけで比較され、ライバル視する音楽業界やメディアに嫌気がさしていた」ことが、バンド結成の動機の一つになっているそうだ。boygeniusという名前の由来は、「男の子は生まれながらの天才だから」と言われ、おだてて育てられる男尊女卑文化に対する皮肉と、内輪ジョークから始まった。女性だけに向けられる理不尽な“常識”に疑問の声 2023年３月の発表以来、絶賛されてきたデビューアルバム『the...
今さら聞けない人へ──グラミー賞に最多ノミネート。音楽界を賑わすSZAとは何者なのか？

Feb 3, 2024 | vogue.co.jp | Hisashi Murakami |Rieko Shibazaki

イスラム教徒の黒人というルーツ SZA（シザ）ことソラーナ・ロウは、米国セントルイス生まれのニュージャージー育ち。スンニ派イスラム教徒の父と、カトリック教徒の母のもと、厳格なムスリム家庭に育ち、911の同時多発テロまではヒジャブを被って暮らしていたという。2011年頃から音楽制作を始め、瞬く間に才能を発揮し、レコード契約を結ぶ。リアーナやビヨンセに楽曲提供を始め、2017年に客演したマルーン5の「What’s Lovers Do」が全米トップ10入りをはたし、そこからシンガーとしての輝かしいキャリアがスタート。同年発表された1stアルバム『Ctrl』は全米3位をマークし、アメリカだけで300万枚以上のセールスを記録。2022年の2ndアルバム『SOS』は見事全米1位を獲得し、10週にわたって首位を制覇した。ジャンルの壁を越えるサウンド...
グラミーを機に、世界に届く音を──TOMOKO IDAのあくなき挑戦【世界を揺らすアジアの才能 Vol.1】

Feb 2, 2024 | vogue.co.jp | Hisashi Murakami |Yaka Matsumoto |Rieko Shibazaki

求められていることを理解する力も重要ヒップホップに魅せられ20代初めに音楽制作をスタート。今やAIや三浦大知ら著名アーティストの楽曲を多く手掛けるTOMOKO IDA。彼女がプロデューサーとして関わったラテンアーティストのタイニー（Tainy）のアルバム『DATA』は、第66回グラミー賞にノミネートされた。「タイニーとは、もともとインスタグラムで繋がっていて、日本の民謡みたいなトラックを曲の冒頭に入れたいと言われ、その部分をこちらで制作しました。伝統的な日本らしさは、それこそ日本人の私にしか持てない武器。インスタの写真も日本らしさを意識した途端に、海外のフォロワーが増えました」 20代半ばに単身ニューヨークに乗り込み、現地アーティストとの交友関係を広げた。「黒人コミュニティの中でアジア人は私だけという環境で、日々カルチャーの違いで驚くこと、辛いことを経験しました。でも、その経験が私を強くしてくれました」「トラック制作には自信を持っています」...
「ただ待っていても世界は変わらない」──世界を熱狂させるバンド、マネスキンが見せるリアルな素顔【50 SHADES OF US】

Jan 28, 2024 | vogue.co.jp | Hisashi Murakami |Yaka Matsumoto

ステージ後に飲みたくなるのは「マルガリータ！」 1 約15カ月ぶりの日本。楽しみにしていたことは？ダミアーノ（以下・D）もちろんライブも楽しみだけど、今回はオフの時間がたっぷりあるので、できるだけファンのみんなに会いたいと思ってます。 2 今回来日して最初に買ったものは？ヴィクトリア（以下・V）スキンケア用品をいっぱい。 D 『千と千尋の神隠し』の湯婆婆の人形。 3 グループにとって最も大きな2023年の出来事、ハイライトは？ V たくさんありすぎて一つに絞るのは無理だけど、ニューアルバム『RUSH!』のリリースと、MTVVMA ’ sやグラミー授賞式に出席したこと。 4 ダミアーノが髪を短く切った理由は？ D セットが楽なのと、15分長く寝られるから。ブリーチも自分でやっちゃうし。 5 今日のファッションのこだわりとポイントは？ V 冒険心と自分たちらしさの表現。 6 最近お気に入りのブランドは？ D グッチ。イーサン（以下・E）あとドラムのラディックも（笑）。 7 サウンドチェックからオンステージまで、自由にできる時間が３～４時間があれば何をする？...
ブルーノ・マーズ、日本が愛するポップスターの吸引力 | Vogue Japan

Jan 8, 2024 | vogue.co.jp | Hisashi Murakami |Yaka Matsumoto

幼少期から、エルヴィスの物真似で観客を沸かせるスター性を発揮ハワイ生まれのブルーノ・マーズは、パーカッショニストの父親とフラダンサーの母親の間に誕生。幼い頃から両親とともにステージに立ち、子役スターとして活躍。エルヴィス・プレスリーやマイケル・ジャクソンの物真似で観客を沸かせていた、言わば生まれながらのエンターテイナー。もちろん成功した今でも、老若男女が楽しめる究極のエンターテインメントを創造する、という彼の思いは変わらない。バックバンドには兄や旧友たちが集結兄や旧友たちを中心に構成されたバックバンド、ザ・フーリガンズとともに、歌って踊って、一瞬たりとも退屈させることがないステージ。ゴージャスでラグジュアリーな別世界で魅了する。歌はもちろんピアノやギターも披露。ずっと出ずっぱりで観客を惹きつける。彼のヒット曲を全然知らなくても（という人を探すほうが難しいかもしれないが）、誰もが夢中になり満面笑みにさせてくれる。前回の来日公演では、坂本九の「上を向いて歩こう」を日本語で歌ったり、嵐に書き下ろしたナンバー「Whenever You...