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  • 2 months ago | wired.jp | Takuya Wada

    ファッションブランドの「YUIMA NAKAZATO」は2009年のブランド設立以降、新進のテクノロジーと人が着飾るというプリミティブな意思、サステナビリティへの行動と美しさの探求などを、人の手仕事によって衣服に紡ぎ、オートクチュールの世界で文字通り戦い続けてきた。パリのオートクチュール・ウィークにて作品の発表を続ける日本唯一のファッション・ブランドであり、2024年はブランド設立から15周年を迎えた。 そして新たな章となる2025年に同ブランドがしかけるのが、2月3日より六本木ヒルズで開催する国内初の単独展覧会「YUIMA NAKAZATO展—砂漠が語る宇宙と巨大ナマズの物語は衣服に宿るか」である。 “クチュールの向こう側”のその先 YUIMA NAKAZATOは2024年、フランスのカレー・レース・ファッション美術館での単独回顧展〈BEYOND COUTURE〉を約8カ月間開催。フランスの文化であるクチュール、そして分厚い歴史と力学が働くモードの領域に日本発のブランドとして長年向き合ってきた中里唯馬は、その向こう側を描き出したのだった。 そして今回のYUIMA...

  • Jan 10, 2025 | wired.jp | Takuya Wada

    地域の素材、伝統的な技法を用い、いかにリジェネラティブな建築をかたちづくっていくか。 そんな問いのもと、建築家の平田晃久とアンナ・ヘリンガーによるレクチャー・対談『リジェネラティブ・アーキテクチャー』が、NPO法人TOMORROW、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁の主催のもと、京都大学で開催された。 従来の建築に対立する方法論として、「からまりしろ」というコンセプトに立脚したリジェネラティブな建築に先駆的に取り組んできた平田。雑誌『WIRED』日本版「リジェネラティブ・シティ」号でも、「多元的な都市の未来へと誘うブックガイド」に寄稿している。 関連記事:多元的な「都市の未来」を想像するための16冊 | WIRED.jp 一方、雑誌『WIRED』日本版「都市の未来とネイバーフッド」号にて、その取り組みを紹介したヘリンガーは、世界各地で土着の素材に注目したヴァナキュラー建築を手がけ、地域経済にも生態学的にも持続可能な環境の創出をビジョンとして活動している建築家だ。...

  • Jan 7, 2025 | wired.jp | Takuya Wada

    気候変動に伴う災害の激甚化や文化の喪失、貧困や格差──。都市への人口集中(2050年には、世界人口の約70%が都市で暮らすと予想されている!)が進むなかで、これからの都市で暮らすわたしたちは、「サステナブル」を超えた「リジェネラティブ」という考え方に基づき、自然が本来もつ生成力を取り戻すことで都市を再生していくことが求められるはずだ。 『WIRED』日本版はこの「リジェネラティブ」の考え方に注目し、2023年は「リジェネラティブ・カンパニー」を、24年は「リジェネラティブ・シティ」をテーマに特集を組んできた。 24年11月、東京・麻布台ヒルズで『WIRED』日本版と森ビルの共催により、「THE REGENERATIVE CITY SUMMIT」が実施された。「リジェネラティブ・シティ」特集と連動し、都市の未来を議論するためのこの1dayカンファレンスでは、世界的な建築デザインスタジオであるヘザウィック・スタジオのパートナーによる基調講演に始まり、「THE REGENERATIVE COMPANY AWARD...

  • Jan 6, 2025 | wired.jp | Takuya Wada

    東京都千代田区、中央区、港区の区界に位置し、蓬莱橋から新京橋を走る東京高速道路、通称KK線。戦後復興から高度成長、そして1964年のオリンピックを迎える東京にあって、飽和点に達した自動車交通量の緩和を目的として、財界人23人が発起人となり開通・整備された。 都市インフラとして機能した半世紀を経てKK線は、新たな都心環状ルートの整備に伴い、自動車専用道路としての役割が低下することから廃止が決定。「KK線再生プロジェクト」は、この跡地を活用して2kmにわたる歩行者中心の公共的空間へと再生する、いわば「100年に一度」のプロジェクトである。 このプロジェクトのキックオフイベントとして開催された「KK線再生プロジェクト・カンファレンス」において、同プロジェクトに参画する都市計画家で東京大学教授の出口敦は、戦後の東京の都市開発は「それこそ100年に一度の開発を常に続けてきた」と語る。...

  • Dec 25, 2024 | wired.jp | Takuya Wada

    2024年11月、「Regenerative City Tokyo」構想を発表し、八重洲・日本橋・京橋の近年YNKエリアと呼ばれる地域を舞台に、東京という都市の再生を試みている企業がある。125年を超える歴史をもつ総合不動産デベロッパーの東京建物だ。 食をテーマとする施設「TOKYO FOOD LAB」や世界的な美食科学のアカデミア「Basque Culinary Center」のプログラムである「Gastronomy Open Ecosystem」による初の国際拠点「Gastronomy Innovation Campus Tokyo」、リジェネレーションに関する取り組みを体験できる「Tokyo Living Lab」の開設など、「食」を起点に、リジェネラティブな都市のありかたを模索している。 これまで本領域を率いてきたのが、東京建物 ビル事業企画部FOODグループ 課長/一般社団法人TOKYO FOOD INSTITUTE代表理事の沢俊和だ。「リジェネラティブ・シティのロールモデルとなりうる東京の可能性」について沢に訊いた。...

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